ACCESS 1 「ちんちん星人」

ある土曜日の夜その部屋には誰もいないはずだった。

午前12時をまわった頃、当直で巡回していた某H3曹はその部屋に小さ

いランプがついていることに気づいた。

その部屋は総務の内務班で、いつも顔を付き合わせている、いわば心のしれ

た連中ばかりのいる部屋である。

しかし今日はみんなで酒を飲みに行くと言っていたのにずいぶんと帰りが

早いではないか。

「誰かいるのかな?よし威かしてやれ」と意気込んで、そっとドアを開けた

すると総務の某N良2曹と通信隊の某3曹が事もあろうにベットで抱き合

って「ちんちん、ちんちん」と連呼しながらお互いに握りあっていた。

某H3曹は怖くなって走って逃げたそうだ。

それ以来彼らは「ちんちん星人」と呼ばれている。

そのせいかどうかは知らないが、それからまもなく二人は別々のところに転

勤になった。

おそるべし自衛隊。