| ACCESS 13 「三重苦の男」 |
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とある夜のこと、自衛隊の内務班で夜の11時を回ったところだった。 自衛隊は夜11時に就寝時間と(大体の所は)決められているので、その 日もみんな眠りについたところであった。 大体いつも就寝時間を過ぎても起きているのは、モテない男NO1の T田2曹(今は3尉です・・・恐ろしいことに)か筋肉野郎のO島士長の 二人なのですが、やはりその日もその二人が起きていました。 夜中の暗闇の中、T田2曹のビールを注ぐ音と、O島士長の、蒸気機関車 の蒸気のようなタバコの吸い方をする音だけが響いていた。 スパスパ プシュー 11時30分を過ぎた頃だった。 不眠症の私が寝られるような時間でもなく、ベットの中で悶えていた。 す・る・と、O島士長が突然叫んだ。 「うわー、うわー、救急車呼んで下さい!!」 青ざめた顔をしてジタバタしている。うるさい奴だ。 T田2曹がびっくりして「どうしたんだッ!?」と駆け寄っていった。 もちろん私も野次馬になった。そして、同じく不眠症のT口士長まで 起きてきた。 ちなみにで言えばこの大騒ぎに際しても、K島士長とY上士長はは最初 から最後まで爆睡していた。きっと、震度7の地震があっても寝ている んだろうな。こういうタイプは。 そんな事はいいとして、何を騒いでいるのかと言えば、 「テレビ見ながら耳と掃除していたら滑って鼓膜をやっちゃったようです、 音が聞こえませんよぉ、病院につれてってくださいー。」と、ご乱心。 「こんな時間に病院行けるか?明日にしろ」と、冷たい一言のT田2曹。 「いや、でも、じんじんしてるんですけど・・・。」 「明日にしろって!!」 あくまで冷たいT田2曹である。 なんだかんだしている内に無理矢理O島士長はぶつぶつ言いながら寝か されてしまいました。 でもまあ、死ぬ訳じゃないし大丈夫でしょう、と誰もが思っていたと思います。 言葉には出しませんが、筋肉野郎のO島士長だからと・・・。 みんな鬼ですね。 まあO島士長は天然が入っているし、ほっといてもいいです。 何てったって中免で650ccのバイクに乗るわ、演習中に休むは(めちゃタブーなの に、僕は休みたいんです、と言って休んだ)、ワカはげ だわ(関係ないですね、これは)とにかく、めちゃめちゃな奴です。 本人は(自称)お茶目な奴と豪語していますが、みんなは「歩く原爆」と 呼んでいます。さすがの俺もその通りだと思います。 余談ですが私が高校時代に職員室に用事があったとき、演劇部の顧問だった 某N倉先生と目が合ってしまって、手招きで呼ばれてしまいました。 ちょっと怖い人なので、逆らうと漢文書取30ページさせられそうです。 ちなみに私も演劇部でした・・・。 そんな訳で前まで行くと、 「お茶目って何のことか知ってるか?」と、宣いました。 「いえ、知りませんが・・・?」 「お茶くみから言葉が訛った物だ。」 「・・・そうですか・・・。」 非常に怖かったです。ビビりました。 何のことはありませんがそれだけです。 この話しはホントかどうかは知りませんがね。 それ以来、お茶目=お茶くみの図式が出来上がってしまった私です。 そんな事はどうでもいいんですが、元の話しに戻ればそういうことです。 次の日朝イチで病院に行ったO島士長はやはり鼓膜が破れていました。 それ以来、夜に耳の掃除をすることはタブーとなったのです。 がんばれよ、O島!○茎でも生きていけるぞ!短小でも人権はある! 早撃ちマックでもいいじゃないか・・・。 きっと右手が恋人さ。熱いぜ!O島。 あっ、4重苦か。ハゲもあるもんな。忘れてたよ、ごめんな、O島。 |