| ACEESS 14 「I SHALL RETUNE」 |
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「I shall returne」 かつてのマッカーサー様が、派閥争いに敗れ左遷されたときにこう言い残して 飛行機に乗り込んでいったという。 俺は必ず帰って来るぞ、帰ってきておまえたちともう一度戦ってやるぞ、と言う気迫を 感じるんですが、皆さんはどうでしょうか。 さて今回の話しは、前回鼓膜の破れたO島士長に(また)登場してもらいましょう。 大体休みの日は家に帰っています。 家から通えばいいのになぜか基地にいるのです。 基地にいれば3食昼寝付きなので、実家から通ってしまうとそういったメリットが無く なると言いたいのでしょうが、営内者の全部が出稼ぎ労働者なのですぐに 家に帰るO島士長は目の敵にされています。 本人は悪くないのに、とは思いますが、「そんじゃ帰りますねー。」 なんて言ってるモンだから、嫌みのように聞こえます。 そんじゃ ってなんだ? どういう意味だ?! なんかむかつく。言い方といい、あのハゲ具合といい、まさにみんなを敵に回していま す。あっ、ハゲは関係ないか。 そんな訳で、O島士長が帰るときは必ずエアーガンで撃たれます。 射撃手はK島士長です。 O島君とK島君はメチャいい関係です。 ドツキ漫才を四六時中繰り広げるこの二人は、やはりこの自衛隊には欠かせません。二 人とも天然ボケが入っているため、でこぼこコンビと呼ばれています。 それは名前の頭を取って「大小」だからです。 匿名で書いているこの話しではちょっと難しいとは思いますが、推して知るべし!! 二人とも筋肉ムキムキ野郎なので、後ろから見るとそっくりです。 でも前から見るとO島君はハゲているのですぐわかります。 そんな見分け方はいいとして、O島士長は帰るときはとても素早く帰ります。 できるだけ撃たれたくないからです。 いつもK島士長の撃つエアーガンは2,3発は当たりますので当然です。 ちなみに銃は マルイH&K MP5SD3です。 帰るときの会話はすごいです。 「それじゃ、帰ります!」 いきなりバックを掴むと外までダッシュします。 意表を突かれたK島士長は「あっ!」と叫びつつ、ロッカーから銃を取り出し ばりばり追撃を開始します。10秒かかんないんじゃないでしょうか? 二人とも、とても素早く動きます。特殊部隊のようです。 自衛隊のレンジャーに申請してあげたいです。 そこでやっと遅れた私のP90が追い打ちをかけます。 「もう帰ってくるな!ハゲ!」 「イヤでーす。」 「殺す!」 「それもイヤでーす。」 「撃つ!」 この辺りで大体射程圏外に逃走します。 ここでたぶん疑問が皆さんの頭をよぎると思います。 「目を撃たれたらどうするんだ?」 まさにごもっとも。私もそう思います。 でもこれは通過儀礼の一種です(血のイニシエーションと言う)。 これがみんな楽しみですのでお堅いことは抜きにして・・・。 もちろんこちらは当たらないように撃ちますし、向こうはこちらを向きません。 そのうちO島にゴーグルを渡してやらにゃ、と思っていますが。 えらい強引な話しですが、自衛隊なんてそんな物です。 で、撃たれながらも家路についたO島君は、きっと土日を楽しく過ごしたんだろうな。 何をしているのかは知らないが、警察沙汰にだけはなるなよ。 おまえが一番心配だ。ちなみに2番目はT倉士長です。 そして、月曜日・・・。 もちろん仕事の日です。したっぱのO島君は職場の鍵開けやら、お茶くみやらを 用意するため7時にはいないといけませんでした。 でも、いない・・・。 いないというのは、存在しないと言うことで、影も形もありませんでした。 帰ってきてねぇ・・・。 Y上士長からの報告で、悪夢が現実になりました。 「O島さん、いないっすよ。もー、しょうがない人だ」と、あきれています。 年下には迷惑かけるなって。代わりにやってくれたんだぞ。 どーすんだ?O島!重役出勤決め込むか?脱柵するか? 脱柵とは自衛隊から、突然いなくなる脱走兵のことです。 脱柵にもしょうがない理由もあるんですけどね。それはまた他の話しで。 まー、こんなとこいたら逃げたくなるのも道理ですわ。 それはそれとして、O島がいない。 始業時間までに間に合えばまだいいとして、秘密裏に処理しようと家に電話したが、 居やしねー。 おまえという奴は・・・。 どこにいるんだ?今頃S南の海でも見ているのか? S宿の裏路地に捨てられているのか?T京湾に浮かんでいるのか? とにかく電話の一本でもよこせ! とか何とかやっているうちに、上の人間がやってきてしまいました。 当然本人が居ないと隠しようもなく、あっと言う間にバレました。 「あれ?O島はどうした?今日休みか?」とE藤准尉。 「いやーあのーそのー・・・。」 「どうかしたのか?」 もちろん自衛隊歴が長い人は必ずピンとくるでしょう。 そういったことは日常茶飯事だから・・・。 「実はかくかくしかじかで・・・。」 その事実は瞬く間に部隊を駆けめぐり、大騒ぎになりました。 小隊長から隊長から、電話をかけまくっていたようです。 いつも留守電になっています。 「ご用の方はピーという発信音の後・・・」 用があるから電話しとるんじゃい!なめとんのか!ぼけ!ハゲ! 昼を過ぎた頃何度目かの電話をしました。すると、 「はぁい、O島ですけどぉ。」 今起きたばっかりかい!ぶっ殺す! 「O島、今日は何曜日だ?」 「えっ?にちようびですけど。」 「おまえは日曜日が二回もあるのか?あぁ?」 「え?ええ?」 「早く出てこんかい!馬鹿者目が!」 重役出勤ならぬ、社長出勤のO島君はこってりと絞られていました。 教訓 日曜日の次は月曜日だ! |