ACCESS 4  「殿がご乱心じゃ!」

酒を飲んで暴れる話を一つ。

酒は自衛隊の名物の一つです。

ある時うちの部隊にも4人の新人君がやってきました。

「若者だけで新人歓迎会をやろう!」

そんなわけで、K牧3曹は我が部隊の有志を募って基地クラブ(基地内にある飲み屋)

に繰り出しました。

有志は全部で6人。

我が精鋭たちは酒を飲みつつ、自衛隊の話になりました。

ほろ酔いになった頃でしょうか、突然新人N村士長がご乱心。 

「ぼくぁ 自衛隊が好きですよぉ だから自衛隊を馬鹿にするやつぁ絶対に許しませんか

らぁー」

と突然訳の分からないことを叫び始めました。

必死で止めるK牧3曹の制止を振り切り、

「外にいる奴が気にいらん!ぶっ殺してやる!」

と物騒なことを口走りながら外へ飛び出していきました。

みんな慌てて連れ戻しましたが大変興奮しています。

「じゃあとは頼むな!」

そういいながらみんな足早に去っていきました。

私はN村士長をなだめていますので、帰れません。

おいおい!俺とN村士長だけ残して帰るなー!

さすが自衛隊!逃げ足が早い!

あっという間に二人っきりになってしまいました。

とりあえず興奮しているので部屋につれて帰った方が得策だと思い、はが

いじめにしつつ引きずって基地クラブの外に出しました。

暗い夜道に男二人が組んず解れつ・・・。泣きたいっす。

相変わらずN村士長は息巻いています。

なんだかんだしていると、タイミング良く見知らぬ人(基地の中ですから

もちろん自衛官です)がご登場です。夜中に歩いてんじゃない!(もちろ

ん我々もですが・・・。)  

「おい、てめーなめとんのか!こらぁー!ぶっ殺すぞー」

訳もなくからむN村士長を押さえつつも「いやすいません。ちょっと酔っ

ぱらっているもんですから。」と謝ってそそくさと逃げてきました。

部屋につくと「トイレに行きたい」とのたまったので、仕方なく連れてい

くと先ほどの勢いはどこへやら、トイレに着くといきなりヘロヘロになってしまいました。

私は肩を貸していましたが、N村士長がいきなり倒れ込んでしまったので

放り投げた訳ではないのですが、便器に向かって突撃していきました。

ガッシャーン

キンカクシが無惨にも破壊され、便器は頭突き(?)によって粉々です。

音に驚いた当直やら他の部屋の人間やらが驚いて飛び出してきました。

いやー酔っぱらってるもんですいませーん、なんてごまかして部屋に連れ

て帰り、無理矢理寝かせました。(以下略)

あんな酒乱がいるなんて自衛隊って広いんだなと感心することしきりです。

ちなみに翌日彼に「昨日のこと覚えてる?」と聞くと「全然覚えていない」

とのことでした。

断っときときますが、コップ1杯で「酒もってこい」状態になったわけで、

飲めと進めたわけではありませんよ。(責任回避)

そういう人もいるちゅうーことですな。

そんなわけで翌日記憶もないのに、彼は便器の修理願いを出していました。

それ以来彼には「酒飲ますな!」とのお達しがでました。

P・S 

正月に家に帰省したとき大晦日に`おとそ’を飲んだそうです。

親戚一同集まっている中での御乱交。

以下、再現をどうぞ。

父親 「まあ一杯やれ。」

N  「ちょっと酒は・・・。」

父親 「まあいいから飲め。」

N  「じゃあ一杯だけ。」

ごくごく・・・

父親 「どうした?もう酔ったのか。」

N  「うおぉー せんきゅうひゃくきゅうじゅーごねんよ。

今年もありがとぅー、 そして来年もよろしくー。」

と万歳しながら叫んで、父に殴られたそうです。

顔に青あざを作って帰ってきました。


皆さんも酒は程々にしましょう。